気温も上がり,ダイエット真っ只中の人もいるのではないでしょうか.
今回は,有酸素運動のデメリットについて書いていきたいと思います.
有酸素運動のデメリット
ダイエットと言えば,有酸素運動というイメージは強いのではないでしょうか.
理由は
・脂肪細胞から脂肪が飛び出す割合が大きい=HSL(脂肪分解酵素)の活性化
・ミトコンドリア(エネルギーを作る場所)の数を増やす=体脂肪のエネルギー化※最近では,ウェイトトレーニングの方がミトコンドリアの数を増やすと言われていますhttps://gamp.ameblo.jp/doronjo7/entry-11108122303.html
しかし,有酸素運動もやり過ぎてしまうとダイエットの妨げになってしまうのです.
筋肉の遅筋化
筋肉は瞬発力に特化した「速筋」と持久力に特化した「遅筋」の二つに分けられます.
一般的な筋トレで鍛えられるのは速筋であり,有酸素運動をやり過ぎると,筋肉が「遅筋化」してしまうのです.
筋肉の中で遅筋の割合が増えてくると,筋肥大しにくくなり,相対的に筋肉量が減少します※筋肉量減少による基礎代謝の低下
↓有酸素運動のやり過ぎが相対的に筋肉量を減少する研究結果です
・https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21833484#
・https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22002517
つまり,筋肉を増やしたり維持しながら体脂肪を落としたいのであれば,筋肉の遅筋化は避けた方がいいという事です.
コルチゾルの増加
有酸素運動のやり過ぎは,副腎皮質ホルモン(束状層)「コルチゾル」の分泌を高めます.
コルチゾルは,筋肉を燃やしてエネルギーを取り出そうとする作用(糖新生)や免疫を低下させたりする作用(ストレス)があります.
つまり,コルチゾルの分泌が促進される事で,筋肉を分解する作用が促進することから,筋肉量の相対的減少が生じてしまうのです※筋肉量減少=消費カロリーの低下
UCPの減少
身体の中には「UCP」と呼ばれるタンパク質があります.
UCPは体温調節の働きをしており,体脂肪を余計に燃やしてくれる作用があります.
そして,筋トレをするとUCPは増えるのですが,有酸素運動をするとUCPが減ってしまいます.
つまり,有酸素運動を行い,UCPが減ることで,体脂肪を燃やしてくれる作用が低下してしまうということです.
まとめ
有酸素運動のやり過ぎがダイエットの妨げになる理由
◯筋肉の遅筋化
◯コルチゾルの増加
◯UCPの減少
そのほかに,消費カロリーの増加や疲労回復能力の低下が生じることからダイエットの妨げに繋がる可能性が示唆されています.
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参考記事
http://www.diamondblog.jp/official/yoshinori_yamamoto/2014/04/18/no-title/
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