ストレッチが身体を柔らかくする理由

静的ストレッチを行うと,身体が柔らかくなる.

これは当たり前ですよね!!

実際にエビデンスとしても報告されていますhttps://www.jospt.org/doi/abs/10.2519/jospt.1998.27.4.295

今回は,なぜ柔らかくなるのかを生理学的に書いていきたいと思います.

身体が硬いとは

身体が硬いとは

筋の長さが短い状態で長時間キープされると(例えば、骨折をしてギプス固定により肘が曲がった状態で数週間過ごすと)、それに対する適応として実際に筋が短くなる事があります(ギプスを外した後に肘を完全に伸ばす事ができない)。この場合、生理学的には、直列につながっているサルコメアの数が少なくなるという現象が起きています。この現象は、身体に与えられた外的な刺激(筋が短い状態)に対する生理学的な適応(直列サルコメア数減少)と考えることができます。

http://kawamorinaoki.jp/12-part-3/

つまり,身体を動かしていなかったり,狭い可動域での筋トレが筋の短縮位(筋が短い状態)を招き,それに適応する形として,筋の長さが短くなる(サルコメアの直列数減少)ということです.

ストレッチの効果

ストレッチの鍵を握るのはIb線維です!!

Ib線維とは,筋腱移行部にあるゴルジ腱器官の張力を脊髄に伝える神経線維です※下図参照

https://www.study-channel.com/2015/07/golgi-tendon-reflex.html

筋腱に持続的な伸張が加わるとその筋の収縮を抑制する反射です。Ib抑制や自原反射とも呼ばれます。まず,筋腱が伸長されると筋腱移行部にある受容器(ゴルジ腱器官)が活動して,求心性の感覚ニューロン(Ⅰb感覚ニューロン),脊髄の抑制性介在ニューロンの順に興奮が伝わります。次に抑制性介在ニューロンが遠心性の運動ニューロン(α運動ニューロン)を抑制し,その筋の活動を妨げます。その一方で拮抗筋には運動ニューロンを興奮させるような反射が起こり,筋活動が促通されます。

https://www.study-channel.com/2015/07/golgi-tendon-reflex.html

言い換えると,筋や腱の過剰な伸長による筋腱の断裂を防ぐために,Ib線維から抑制介在ニューロンに伝わり,α運動ニューロンを抑制(筋肉を弛緩)しているということです※上記の流れをIb抑制と言います※α運動ニューロンは筋肉を収縮させる働きを持ちます

つまり,ストレッチはIb抑制を促すことで筋肉が弛緩することから,身体が柔らかくなるということです.

最後までお読みいただきありがとうございます.

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